朝の時間、子供に「早くして!」とつい急かしてしまうこと、ありませんか?
私も以前は、急かしてイライラしながら息子を送り出すという毎日にうんざりしていました。
この記事では、我が家で実践した「簡単手作りボード」を使った解決法を体験談とともにご紹介します。
毎朝、笑顔で子供を送り出すことができるようになりますよ!
子供の準備が遅いのはなぜ?
子供の準備が遅い原因は、発達段階や生活習慣の影響が大きいです。
大人と同じ感覚を求めると、ストレスが増えるだけで解決しません。
まずは、現状の子供の発達段階を考えましょう。
子供の準備が遅い原因を探す
子供の準備が遅い原因は、
- 時間の感覚が未熟
- 準備の手順がはっきりしていない
ことです。
小さな子供は、「自分で考えて動く力」が未発達です。
子供は時間の流れを大人ほど具体的にイメージできず、「早くしなさい」と言われてもどのくらい急ぐべきなのかわからないことが多いのです。
また、
- 親が先回りして準備をする習慣がある
- 視覚的な刺激や音など、周囲の環境が集中を妨げる
- 「遊びたい」「気になることがある」といった欲求が優先されやすい
などが影響している場合もあります。
準備が遅い子供を急かすだけではダメな理由
子供を急かしてばかりいると、焦りから失敗が増え、自己肯定感が下がる恐れがあります。
「早くして!」という言葉が子供にプレッシャーを与え、かえって準備が進まなくなる場合もあるのです。
息子の場合、私が「早く」という言葉を使えば使うほど、今、何をすればいいのかわからなくなるようでした。
この経験が繰り返されると、子供は「自分はダメなんだ」と感じ、自信をなくすかもしれません。
急かす代わりに、子供が自分で行動を確認できる工夫を取り入れましょう。
手作りの準備ボードを活用すれば、子供自身が楽しみながらスムーズに準備を進められるようになります。
このあと、具体的な「簡単手作りボード」の作り方や活用法をご紹介します。
子供の準備が遅い問題を解決した「簡単手作りボード」の効果とは?
「簡単手作りボード」は、子供が「何を」「いつまでに」やるべきかを視覚的に把握できるため、行動の優先順位がつけやすくなります。
また、視覚的な情報は脳への刺激が強いため、行動を促す効果も高まります。
言葉だけでは理解が難しい子供にも効果的で、タスクを達成するたびにマグネットを動かしたりチェックする工夫が、ゲーム感覚で楽しみながら進められます。
この手作りボードを使うことで、子供は「できた!」という達成感を得て、自発的な行動が習慣化します。
結果、行動の計画性を育み、時間を意識した動きが定着するのです。
親がいちいち指示しなくても良くなると、親子ともにストレスが減りそう!
子供の準備が遅い問題を解決する簡単手作りボードの作り方
手作りボード作成に必要なものと手順を説明します。
手作りボードに必要な材料は、100均で揃えられるため、コストを抑えて簡単に準備できます。
材料を100均で揃えよう
材料は、100均で揃えたので500円以内でおさまりました。
私はSeriaで購入しましたが、どこにでも売っていると思います。
- ホワイトボード
- マグネットプレート
- マスキングテープ
- 強力マグネット(必要な場合のみ)
- はさみ、のり、テープ
- ラベルライター(必要な場合のみ)
簡単手作りボードの作成手順
ボードの作成は4つのステップで完了します。
作り方はシンプルなので、DIY初心者でも問題なく進められます。
準備項目(例:「歯を磨く」「着替える」「トイレ」など)を紙に書き出す
ホワイトボードにマスキングテープで区切り線をつける
マグネットプレートに準備項目を書くor ラベルライターでシールを作って貼る
ホワイトボードを目のつきやすい場所に固定する
好きなキャラクターやシールを使ったり、時計のイラストなどで時間を意識できるのもGOOD
手作りボード作成にかかった時間は、1時間半ほど。
ちょうど息子が学校でタイピングを習ったところだったので、ラベルライター入力は息子にやってもらいました。
とても楽しんでやっていましたよ!
\ ↓プレート作成が面倒な方はこちら↓ /
手作りボードは息子がいつも座る椅子から目が行きやすい冷蔵庫に貼ることに。
ホワイトボードの背面にマグネットがついているのですが、冷蔵庫の扉の開け閉めで落下することがあったので強力マグネットを買い足しています。
子供が楽しく準備できるよう、ボードに遊び心を加える工夫があると、より良いですね!
子供の準備が遅い問題を解決!手作りボードの使い方
朝の準備は時間に追われやすいため、手作りボードを使うことで子供が自分で行動を管理できるようになります。
親が逐一指示を出さなくてもスムーズに進むのが大きな利点です。
朝の準備タイムでの活用法
起きたらボードを確認する習慣をつける⇒子供が自分で動く準備が整う
朝起きた後、「次は何をすればいいか」をまずボードで確認させます。
タスクを終えたらチェックをする⇒子供に達成感を与える
完了した項目をマグネットで動かしたり、シールを貼ったりする仕組みを取り入れます。
進行状況を共有する
ボードを見ながら「あと2つで終わりだね」など声をかけると、親子で楽しみながら準備を進められます。
応用編
手作りボードは、朝だけでなくさまざまな場面で応用できます。
生活全体を見直すツールとして活用することで、子供の自立心を育む効果も期待できます。
- 帰宅後のルーティン管理(手洗い・宿題・明日の準備など)
- お手伝いリストとして利用(洗い物・ゴミ捨てなど)
- スケジュール管理(遊びや習い事など)
うちは、朝の準備と宿題に使っています!
子供の準備が遅い問題を解決できた!手作りボード導入前後での子供の変化
手作りボード導入前の状況
うちの息子は朝起きるとすぐに図鑑を読んだり、レゴを触ったり、やりたいことをやってしまう癖がありました。
夢中で遊んで小学校に遅刻しそうな日には「早くして!」と何度も注意するものの、何をしたらいいのか全然わかっていないようでした。
手作りボード導入後の変化
ボードを導入してからは、息子が自分で「え~と、次は?」と確認しながら進めるようになりました。
「やらなきゃ!」というプレッシャーが減り、準備が終わるたびにマグネットを動かして達成感を味わうのが楽しいようです。
結果、朝の準備で私が声を掛けることが減り、イライラせずに「いってらっしゃい」と言えるようになりました。
比較的、朝はすんなり準備ができるようになったのですが、問題は学校の宿題です。
小学校2年生になって宿題が増えてきて、一気に全部やるのを嫌がります。
ですが、手作りボードで宿題を2回に分けるのにとても使えます。
あと、何が残っているのか明確になるのです!!
こっちが口出ししなくても、ふとボードに目が行って、残りの宿題をやり始めるようになりました。
手作りボードの効果を最大化するためのコツ
手作りボードの効果を最大限に引き出すには、子供の特性を考慮した仕組みと使い方が重要になります。
効果的な使い方をご紹介します。
- 子供を作成プロセスに参加させる
- タスクをわかりやすくする
- 褒めて励ます
- 柔軟に見直す
手作りボード作りの段階から子供を巻き込むことで、自分のものという意識が芽生え、やる気が高まります。
子供が楽しめるような装飾でタスクをわかりやすくして行動を促しましょう。
タスクを完了するたびに「すごいね!」と声をかけたり、達成感を味わえる仕組みを作ることが大切ですね。
子供の成長や状況の変化に応じて、ボードの内容や使い方をアップデートすると有効です。
無理なく続けられる工夫を取り入れることで、成功率が上がりますよ。
まとめ
子供の準備が遅いのは、時間の感覚が未熟で準備の手順がはっきりしていないため。
親が急かすよりも、自発的な行動を促す効果がある簡単手作りボードの導入がオススメです。
次の行動がわかりやすくなり、スムーズな準備が可能になりますよ。
材料は100均で揃い、簡単に作成できます。
手作りボードは、
- 子供を作成プロセスに参加させる
- タスクをわかりやすくする
- 褒めて励ます
- 柔軟に見直す
など、子供がボードを使いたくなるような工夫を取り入れると効果的です。
準備が遅い子供にはぜひ、取り入れてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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